涙の数

元旦の午後に家内の実家へ移動した。今、海の見える温泉に向かっている。

先月の鈴鹿でのフォーミュラスクール以来、長男智哉とはモータースポーツの話しをしていない。今朝、おばあちゃんも随分心配してるようで「中嶋一貴さんの新聞の切り抜き記事」をなにげなく、そっと置いておいて下さった。そこにはこうあった。「一度、奨学金付スクールに落ちた。今思えば小さな挫折を味わいました」と。

レースに勝てない日々が続き、思った走りが出来く陰で悔し涙を流していたんだろうと思う。

しかしそんな涙、挫折感、悔しさが男を大きくする。そんなことを温泉に浸かりながら智哉にじっくりと教えてやりたい。