1年前は修大だった。

先ほど鈴鹿サーキットから戻りました。
今日は長男智哉のフォーミュラレーシングスクールでした。

家内とレーシングドライバーを断念し智哉のマネジメント兼メカニックを務めてくれる智哉の先輩と4人で早朝に鈴鹿サーキット入りしました。

スクールの開始時間が迫ってきた時、智哉が私にこう言ってきました。
「もう自信がないから、乗らない」。

「そうか、じゃあしょうがない。そのことをスクールの校長先生に伝えてこい」そう智哉に返事をしてやりました。

4人揃って校長先生のいらっしゃるところへ出向き、「もう、智哉は乗りたくないようなんです」と私の口から伝えました。
すると「そうですか、そういう時期もあるでしょう。いい機会じゃないですか見つめ直す。今の智哉君の顔は9歳の時にスクールにやってきて泣きながらカートに乗らず一日中ピットに居た頃の顔とよく似てますね」そう返ってきた。

ハッとさせられた。
そうだ、智哉は自分から乗りたいと言ったことは今まで一度も無かったからだ。
SRSに最初に入校した9歳の時は、「鈴鹿サーキットの遊園地に連れてってやる」と言って入校式に出席させた。それから今日までの7年間、モータースポーツに触れていた。智哉が走ってくれているから私は鈴鹿サーキットへ行くことも出来たし、三男修大が5歳の時に「バイクに乗る」と言ってくれた。

しばらくすると校長先生が私のところに来てくださった。
「智哉君は自分の意思が出てきたんですよ。今まではお父さんがプッシュ、プッシュしてやってこられましたが。自分の意思で乗ると言ってくれるまで待ってやってください」そんなお言葉をいただいた。


ちょうど一年前にも今回のことが三男修大にもあったことを思い出した。


写真は確かSRS5年目の2006年の夏休み。元F1ドライバー中野信治さんに初めてご指導いただ時の記念写真。