レ−スの朝

熱いシャワーを終えた。ピットへの集合時間は6時30分。

昨年秋からご好意に甘え、それまでの6年間の修大と私だけの親子二人で闘うレ−スでは無くなった。修大が家内にこう言っていた。
「ママ、やっぱりプロは違うよ」と。


震える緊張感。
初めて聞くレ−サ−のエキゾ−ストノ−ト。
今まで経験したことのないマシンレスポンス。
アクセルを開けると身体がレ−サ−から離れてゆき全開にできない。
そして自分のマシンを速くするため大人達が昼夜を問わず作業してる後ろ姿。
そんな経験と大人達の情熱が自分のレ−サ−に託されていることを感じている。

だからどんなに怖くても、どんなに苛酷でも逃げ出すことなどできない。だから走るんだろう修大は。

そんな経験が一人の少年を青年へと変えて行く。


写真は昨夜の様子。22時を回った。