3年前の修大が小学5年生の2008年7月のブログだったが、ふとまた記したくなった。

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私が高校時代に古典の先生から教わったことがある。

「艱難汝を玉にす」

逆境や苦境がその人物に磨きをかけると。

今日のレースの予選で計測器にトラブルが発生した。

修大のゼッケンが電光掲示板に表示されない。

6位までのゼッケンが表示される掲示板だ、おかしいと思ってた矢先に主催者がピットウォールにいる私のところに駆け寄って来てくれた。

「実は修大の計測ができてませんので、直ぐピットに入れてください」と。

私はすかさず修大にピットインのサインを出した。

修大も予選中にもかかわらず敏感に反応し、ホームストレートから最終コーナーの1つ手前のコーナーまで攻めて、ピットレーン入り口で減速しちゃんとピットインしれくれた。計測器の調整を主催者が慌ててしてくれた。その後、再度コースイン。

予選終了後、主催者から放送があった。「NSF HRCトロフィー参加チームのエントランスの代表者の方、至急受付事務所前にお集まりください」と。

「再度予選をやり直すか、修大のみ5ラップを計測し予選タイムに当て込むか」どちらかを皆さんでお決めくださいと主催者が提案した。私は沈黙し、皆さんのご意見に従う決意をしていた。「それでは全会一致で修大の5ラップを計測します」と言われた。

そのことをピットに戻り、修大に伝えた。

全クラスの予選終了後、修大と私だけは再度、切れた緊張感を繋ぎ直し2人だけの予選を闘うこととなった。路面温度63度、気温は38℃をゆうに超えている。決勝レース前にタイヤ、集中力、持久力をいかに維持させるのかを考えながら。

動画は修大の一人で計測する予選

http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=993815

結果、予選5位となり決勝4位となったレースのスタート時の動画。

http://jp.youtube.com/watch?v=eqr9WM-Cb-g